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    二日限りのクリスマス1 

       十二月二十三日
    「ねえ、キミ明日ひま?」
    突然僕は彼女に声をかけられた。
    「……なぜ?」
    「一緒にクリスマスイブを過ごしたいから」
    「……そうじゃなくて、なぜ僕に声をかけてきたの?」
    念のため言うと、僕と彼女は知り合いではない。顔も見たことのない顔だった。
    「なんとなく。なんか人から嫌われていそうな顔だったからさ」
    僕は自分の顔の酷い言われように頭にきたが、事実なので反論できなかった。……でも初対面の人に対する言葉ではない。
    「で、ひまなの?」
    「暇ではあるけど、嫌」「よかった!じゃあ明日の夕方六時に」「最後まで人の話を聞いてよ!」
    勝手に話を進めていこうとするのを慌てて止める。
    「え~!何で嫌なの?こんな美人に誘われているのに」
    自分で美人と言うな。……まあ確かに顔はきれいだけど、頬にあるあざが顔を台無しにしている。
    まずは相手の非常識さを自覚させよう。
    「もし君が町を歩いている時に知らない人からいきなりデートに誘われたらどうする?」
    「喜んで誘いを受ける」
    ダメだ。コイツとは価値観が正反対だ。
    どうやらこのまま話していてもらちが明かなさそうだな。
    「まあ……いいよ」
    僕の承諾(嫌々だが)に彼女は跳びあがって喜んだ。
    「よかった!それでさ、どこか高くて景色のいい所を知ってる?ビルの屋上とか」
    ちょうどそれに当てはまる場所があったのでその場所を教えると、
    「じゃあその近くの駅で夕方六時に待ち合わせね!」
    と言って僕達は別れた。
    その時、僕の心の中には鬱陶しさと……ちょっとだけ、嬉しさも混じっていた。

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    テーマ : 自作小説
    ジャンル : 小説・文学

    コメント

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    うぬ、前記事のこれが小説だったか。

    どれどれ…ふむ…ほむ…

    え?

    自殺フラグか?…んん?
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    Author:paperskytree
    現在高校二年。学校が特殊なため色々困っている。

    好きな作家は葵せきなさん。好きな本は「生徒会の一存」シリーズ

    絵師さんは涼香さんが一番好きです。

    気づいている人もいるかもしれませんがブログに載せている本は必ず一週間で7冊以上になるように努力しています。…ということは僕の読まなければ本の数は……?

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